− 解説 −

 このサイトは水中写真を掲載しているWeb個展サイトです。 これまでに海の中で出会った風景、気に入ったカット(フィルム撮影)を 思いのまま掲載しています。ご自由にご覧ください。(ご意見、ご感想等はお気軽にメール下さい)
 
撮影地はすべて和歌山県串本町沖の海中(北緯33度の海域)です。 黒潮が近くを流れ、造礁サンゴも見られる貴重な場所。 サンゴ分布は南北緯30度付近と いわれており、この33度海域はサンゴ礁の北限とも言われています。


(2005年11月:ラムサール条約第9回締約国会議において串本沿岸海域が登録された)


 初めて串本の海に潜ったのは、ダイビングを初めてタンク90本程経験した頃でした。  エントリー後すぐアンカー下にツバメウオが一匹。 逃げもせず回りをウロウロ、 更にサザナミヤッコ、モンガラカワハギ、クマノミ多数登場... それまでは日本の海は地味なイメージで、海といえば海外や沖縄と 決め付けていました。本州近海でこれほど豊かで綺麗とは驚きでした。 以後海外へも出かけますが、 串本の海を中心に撮影開始。
 又、ある日の外洋ポイントでの事、いつものようにエントリーしたところ異常な キビナゴの群れ...その群れの中にエントリーしたらしいが、 まるで頭上に雲がかかり、カーテンで仕切られた感覚、威圧感。  と、突然その群れが一斉にざわめき、自分に向かって走り出しました。 目の前で左右に分かれキビナゴの川が流れていきます...全身鳥肌が立ちました。  カンパチの群れが捕食の為、突っ込んできたらしいが、そのカンパチの群れも規模が大きい。  自分もその中で興奮状態でシャッターを押し続けていた事もありました。  黒潮の力、海の生命力を肌で感じた経験でした。
 とはいえ毎回コンディションがよく、魚が多いわけではありません。  そうでない日もあります。 魚がいなくても透視度が良い日は気持ちが良く、 自分にとっては最高のダイビングです。  もともとあまり魚種にこだわって撮影はしていません。ストロボ光もあまり 好きじゃなく、自然光でもよく撮影します。 撮影時は先ず太陽を探す。 気持ちのいい風景を思う。 そんな中に魚たちがいると最高ですね。

 海に触れ、感じ、フィルムに収める。自分自身にとっては原点に帰れることであり、 すぐそこに海があるという事、地球の2/3が海であるという事、 日本は小さな島国であるという事、それに気づかず暮らしているという事をあらためて実感させられます。 この大切な自然が将来変わらず、次の世代に受け継がれていければと思います。

Masaki Nakamura

地球の海フォトコンテスト 自由部門入賞(2000年)
国際水中映像フェスティバル スライド部門入賞(2001年)
串本海中フォトコンテスト 入選(2005年)
16th 300人展 入選(2008年)
串本海中フォトコンテスト 入選(2009年)
17th 300人展 入選(2009年)
19th 300人展 入選(2011年)
20th 300人展 入選(2012年)
串本海中フォトコンテスト 入賞(2013年)